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2018.9.18/blog-all

漫画はCM効果の10倍?!SNSユーザーの心を掴む漫画マーケティング

2018年8月29日に開催された「宣伝会議プロモーションフォーラム2018」のセミナーにて、弊社取締役の髙橋が「SNSユーザーの心を掴む漫画マーケティング〜事例を紹介!漫画活用から学ぶ5つのこと」と題してお話をさせていただきました。その内容を、簡単ではありますがご紹介いたいます。

 

 

漫画とマーケティングが
抜群に相性がよい4つの理由

弊社のミッションは漫画家として生きる選択肢を増やすです。漫画を描いている人は世の中にたくさんいますが、 連載を持てる漫画家はほんの一握り。かつ、週刊誌に連載を持つだけでは食べてはいけないという世界です。


漫画を描いて多くの人に読んでもらうという夢を持った方々に対して、企業様とのマッチングによって原稿料をきちんと支払うことができれば、集中して漫画を書ける環境を作れると考え、この事業を行っています。

 

それでは、なぜ漫画を用いたマーケティングを行うのか。それは、漫画とマーケティングの相性は抜群にいい!からです。その理由は以下の通りです。

 

1.漫画はシェアされやすい

 

年別のリツイートされたツイートランキングを見ると、2017年の4位、2016年の1位、2015年の第4位が漫画です。なぜ漫画がこんなにもリツイートされるのでしょうか?

 

それは、人々の興味のベクトルが、漫画を描いた人ではなく投稿の内容に集まるからです。ですので、漫画を使ったプロモーションには、訴求したい内容と親和性のある非常に良質なコメントが集まります。「キュン死してしまいます」「かっこいい」「欲しくなりました」、そんなコメントがつきやすいのがSNS漫画の特徴です。

 

2.漫画は分かりやすい

 

同じ内容であれば文章だけで伝えるよりも漫画で伝えた方が、読むのも早いし内容を理解しやすいです。

 

この漫画のメリットを生かして、僕たちは今までに臓器移植ネットワークの啓蒙漫画や金融商品のご案内といった、一見分かりにくい商品やサービスの漫画を手がけています。

 

3.漫画は記憶に残りやすい

 

漫画は画像とテキストで脳に働きかけるので、記憶の定着率が高いです。

なぜなら、時間対情報摂取量が多く、同じ内容を文章で読むよりも漫画で読んだ方が早いからです。なので1つあたりの情報接触時間が短いとされているTwitterをはじめとしたSNSとの相性が非常によいのが特徴です。

 

4.漫画の表現は無限大

例えば、宇宙人が登場する映画を作るとなると、キャラクター造形やCGの製作に莫大なお金と時間がかかってしまいます。しかし、漫画なら宇宙人でも何百人もの登場人物も、過去でも未来でも思いのままに表現できます。

紙とペンさえあれば、どんな表現でもできるのが漫画の特徴です。

 

漫画マーケティング事例

ここで、「漫画×マーケティング」でこんなことができるという事例をご紹介します。

 

1.ユーザー参加型キャンペーン
UQモバイル様事例

 

UQモバイル様の案件は、「#家族スマホあるある」のハッシュタグでTwitterユーザーからエピソードを募集し、大賞を発表するタイミングで、エピソードの内容を漫画にして公開しました。

2.アニメーション
ラクマ様事例

 

この事例では、漫画を動かしてアニメのように見せました。

 

Twitter上では漫画家や声優が一般的な芸能界のタレント並みの人気を経て得ているので、漫画家と声優さんのコラボは非常に反応がよいです。特にラクマ様の事例では、アニメーリーチ単価やCPE(エンゲージメント単価)が同時期に行ったテレビCMの効果の1/10だったそうです。ラクマ様から非常に好評をいただき、追加で8本ほど作成しました。

 

3.二次利用可能
ジョンソン・エンド・ジョンソン様

 

作った漫画を冊子にしてAmazonの同梱物として入れたり、QRコードを入れて店舗で配ったりいったことも可能です。

このジョンソン・エンド・ジョンソン様の事例では、クーポンコード経由の売上も結構上がったという評価も頂いています。漫画の特徴である「手の取りやすさ」をうまく使った事例です。

 

漫画マーケティング
「気をつける」ポイント

弊社は今までに250〜300作品(2018年8月地点)の漫画を制作しましたが、全ての事例が成功したわけではありません。ここからは弊社の学びとなった事例と、そこから学んだことをお伝えします。

 

1.目標が多すぎた

どの指標を伸ばしたいのか、何をやりたいかを明確にして企画設計をする。

 

あるクライアント様は「目標のリツイート数はこれくらい、誘導も何万セッションくらいを希望、Twitterでのバズも狙いたい、流入もこれくらい……」と希望されました。結果としてリツイート数はよかったのですが、セッション数がほとんど伸びませんでした。

 

2.内容を盛り込みすぎた

→伝えたい内容を絞り込む。

 

弊社は本原稿を納品する前に、ネームを先に納品します。そのタイミングでクライアント様から赤入れをたくさんいただく場合があります。それらを全て反映させたら、その漫画家の平均的なリツイート数の1/10ぐらいしかリツイートが伸びませんでした。

Twitterはは短いテキスト、短く伝わるものと相性がいいので、ボリュームを抑えたの方がユーザーも反応しやすいです。

 

3.漫画家の描く動機を作れなかった

→漫画家の描く動機を作れるような施策を考える。

 

似たような事例でも、全くリツイート数が違う案件がありました。

1つは作家にとって理想のサービスを描く漫画、もう1つは作家があるタレントのために想像で理想のサービスを描く漫画でした。結果として「作家にとって理想のサービスを描く漫画」が効果が良かったです。

 

CMに登場するようなタレントを軸にキャンペーンの盛り上げを行うことはよくあるのですが、作家にとって「そのタレントのために書く理由がない」と動機がないため、結果的にユーザーからの指示が得られませんでした。

 

4.『自由に描いてください』の罠

→「やめて欲しいことリスト」を事前に作成し、共有する。

 

クライアント様から「ギャグ要素を入れて自由に描いてください」と言われたものの、ラフ提出後に「面白いですけど、これは非現実的なので描き直してください」と言われてしまいました。そうしたら漫画家に「その修正対応はできないので辞退します」と、辞退されてしまいました。

 

5.フォロワーが漫画家に求めているものとの乖離

→企業様の要望、漫画家が描きたいこと、漫画家の作品傾向を把握し、この3つのバランスをとりながらコンテンツを作る

 

「ターゲットを変えたいので、恋愛漫画が得意な漫画家に若いお母さん主人公にした漫画を描いてほしい」という依頼を受けて、主人公がOLの漫画と若いママの漫画を作成しましたが、若いママバーションはリツイートが全く伸びませんでした。この漫画家は普段20代のOLの漫画を描いているので、ママを描いてもリツイートは伸びにくいということが分かりました。

 

SNS漫画家は才能の塊

 

漫画家は1人で脚本、カメラワーク、小物、背景、演出、デザインを考えるという才能の塊です。複数の能力の集合体です。弊社の強みはそういった方々の力を100人分借りられるということだと考えています。


先ほど学びとなった事例をお伝えしましたが、実際には企業様から、ラフ(下書き)に対して「思わず笑ってしまいました」「 キュンとしました」というフィードバックを頂くことが非常に多いです。僕自身も、ラフが上がってきてそれを見る瞬間がすごく楽しいんですよね。

その楽しさを皆さんと一緒に体験できたら、これ以上の喜びはありません。

 

本日はご静聴ありがとうございました。

 

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